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ロシアでアツミテックの部品工場が試験生産開始

 サマラ州(沿ボルガ連邦管区)の特別経済区「トリヤッチ」で、「アツミテック豊田通商ルス」(アツミテックと豊田通商の合弁会社)がトランスミッション用シフトレバー工場の試験操業を開始した。11月30日付で同特別経済区が伝えた。
 アツミテック豊田通商ルスは、変速機のシフターを製造・販売するために2013年に設立された企業で、持ち株比率はアツミテックが51%、豊田通商が49%。シフターはアフトワズやルノー・日産、ガズの自動車(ラーダ・グランタ、ラーダ・プリオラ、ラーダ・カリーナ、ダットサン、ガゼリ・ネクスト)で使用される。
 同社の担当者によれば、現地生産なので価格は最も安い水準に抑えることができ、細やかな対応ができる。今後は新規顧客の開拓も積極的に行うという。
(中略)
自動変速機の割合は2010年には33.6%だったが、2014年には49%まで増加、今年は不況によりやや低下した。アフトスタットでは、国産ラーダの新モデルに自動変速機が搭載されるケースが増えていること、ATよりも安価なAMTが普及してきていること、女性ドライバーが増えてきていることにより、今後も自動変速機のシェアは多少は拡大すると予測している(12月3日付アフトスタット)。(12/3)
 

(週刊ボストーク通信1120号より)



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