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クレムリン高官が読むメディア:リベラル派新聞も購読

 大統領府総務局が、2016年に大統領府と内閣官房が購読する定期刊行物の購買に関する入札の公示を出し、政府高官がどのような新聞や雑誌を公費で読むのか明らかになった。11月20日付でRBC Dailyが伝えた。
 公示によれば、2016年の大統領府の購読予算は610万ルーブル、内閣官房は630万ルーブル。
 大統領府では合計222の定期刊行物を購読する予定で、最も人気なのは経済紙「コメルサント」(61口)、大衆紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」(48口)、大衆紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」(46口)、経済紙「ベドモスチ」(43口)、総合紙「イズベスチヤ」(43口)。
 プーチン大統領は23の刊行物を購読する予定で、中にはリベラル派のメディアとして有名な雑誌「The New Times」や新聞「ノーバヤ・ガゼータ」もある。両メディアはプーチン氏以外にも人気で、大統領府ではそれぞれ15口と22口、内閣官房では6口と15口を購読する。(中略)
その他にもプーチン氏は新聞「ソベセドニク」、新聞「ソベルシェンノ・セクレトノ」、地理・科学雑誌「ボクルグ・スベタ」、スポーツ紙「ソベーツキー・スポルト」、スポーツ紙「スポルト・エクスプレス」等を購読する予定。ペスコフ大統領報道官によれば、プーチン氏は用意した新聞・雑誌のうちかなりのものに実際に目を通している他、メディア報道のダイジェスト資料も読んでいる。(中略)
 外国メディアの購読は少なく、大統領府は米リーダーズ・ダイジェスト(英語版)、内閣官房は英エコノミスト、米ジェーン・ディフェンス・ウィークリー、英フィナンシャル・タイムズ、米ウォール・ストリート・ジャーナルを購読する。
 その他、マスコミ担当のペスコフ大統領報道官やグロモフ大統領府副長官は、新聞「グドーク」、雑誌「スノッブ」等も含めた多数の刊行物を購読する。(11/20)

(週刊ボストーク通信1118号より)



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