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ロシア極東ハバロフスクで霊柩車からキャビア発見:ウスリースク税関ではイクラが没収

 ハバロフスク地方のコムソモリスカヤ・ナ・アムーレ市からハバロフスク市に向かう高速道路で、スピード違反で止められた霊柩車からキャビア500kgが見つかった。10月27日付で内務省が伝えた。
 霊柩車はマイクロバスの日産シビリアンで、ハバロフスクの葬儀会社「ドベリエ」(“信頼”の意)が所有。猛スピードを出していたため警察に止められた。運転手によれば、マヤク村(ハバロフスク地方ナナイスキー地区)で見知らぬ男から、2万5000?で親戚の女性の遺体をハバロフスク市の遺体安置所まで運んでほしいと頼まれたという。だが、棺の中に入っていたのは遺体ではなく、プラスチック容器に入った総重量500kgのキャビアだった。
 現在、ハバロフスクの内務当局は、キャビアの不法な採取と輸送に関わった人間を特定すべく捜査を進めている。捜査には1ヶ月を要すると見られるが、終了後は、現行法に基づき、没収したキャビアは全て廃棄される。キャビアの持ち主は7年の懲役を科せられる見通しだ(10月27日付ノーボスチ通信)。
 なお、10月23日にはウスリースク税関で、違法に持ち出されるところだったイクラ541kgが没収された。持ちだそうとしていたのは黒竜江省から来た中国人グループで、申告書や輸入書類を有していなかった。彼らは知人から持ち出しを頼まれたとのことだが、行政法違反に問われた(10月23日付極東税関)。(10/27)
 



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