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ロシアの工具や菓子が中国で売れ始める:ネット通販の帰り荷

 昨年以来のルーブル安でロシア製商品の価格競争力が増す中、工具や食品等が中国で売れるようになってきた。10月12日付でFontanka.ruが伝えた。
 電動工具のネット通販会社「220ボルト」は、昨年秋に中国アリババ傘下の電子商店街「Tmall」(天猫)に出店した。今年初めから出荷を開始しており、現在はクリミアの「フィオレント」社の電動ドライバーやモスクワの「インテルスコル」社のドリルやチェーンソー、レニングラード州の「ルガ研磨剤工場」の研磨剤等が合計で月間3500件(約100万ルーブル)ほど中国に輸出されている。また、中国以外にもTmallではカンボジア、コンゴ、アイルランド等の顧客からも注文があるという。220ボルトのフョードロフ代表取締役は、「中国は何でも作れると言われているが、現在の為替では、ロシアのメーカーの方が良質で安いものを作れる場合もある。売上は数倍に伸ばすことができると思う」と述べた。(中略)
 サンクトペテルブルクの酒類製造・販売会社「ラドガ」は、中国にウォッカを輸出している。輸出量は最近2年間で3倍に増え、今年はこれまでに1万7400本を出荷した他、チェコ工場から中国にリキュールを輸出する契約もあるという。(後略)(10/12)



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