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DMG森精機の工作機械工場が始動

 9月29日、ウリヤノフスク州(沿ボルガ連邦管区)の産業パーク「ザボルジエ」内で、DMG森精機の工作機械工場の開所式が行われた。9月30日付でウリヤノフスク州発展公社が伝えた。
 工場の建設は2012年10月に独ギルデマイスターが開始した。その後、同社は森精機と株式交換をして、ブランド名を「DMG森精機」に統合したが、工場はギルデマイスターの100%子会社である。投資額は7000万ユーロで、年間生産能力は1200台(2000台まで拡張可能)、現在の従業員数は70人(2018年には250人になる予定)。工場には風力発電と太陽光発電の設備が設置され、使用電力の11%はこれらのクリーンエネルギーで賄われる。
 顧客はロシアの航空機製造、機械製造、自動車製造分野の工場で、主な提携先は統一航空機会社や統一エンジン製造会社、ロステク等。
 産業パーク「ザボルジエ」ではDMG森精機のサプライヤーも誘致する予定であり、2019年には現地生産率は85%まで引き上げられるという。(9/30)
(DMG森精機の工場の開所式 =ウリヤノフスク州発展公社/週刊ボストーク通信1112号より)



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