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アリババ、ロシア・ガスプロム銀行傘下の通販プラットフォームと提携

 ガスプロム銀行の子会社の電子商取引企業が、中国アリババ傘下のB2B通販プラットフォームと協力に関する覚書を結んだ。8月25日付でコメルサント紙が伝えた。
 覚書の当事者は「ガスプロム銀行電子商取引所」(GBO Electronic Trading;GET)とAlibaba.com。アリババは国際的な卸売業者10万社以上と取引があり、こうした企業の中からロシア企業向けに卸売業者を選択していく。他企業のプラットフォームとの提携はアリババにとって初の試みで、ロシアで成功した場合、他国への進出も検討する意向だ。
 この協力事業は既に6月に開始されており、年内は試験的に運営される。現在は計3億ルーブルにのぼる13の電子商取引のプロセスが進められている。本格的に運営が開始されるのは来年の後半くらいからだ。GETのパスカチェフ副代表取締役によれば、プラットフォームの運営方法については検討が始まったばかりで、売り手か買い手から手数料を徴収することが考えられている(Alibaba.comの場合は、出店者は年間出店料を払えば商品の紹介・提供を無制限に行える)。また、GETとアリババは、出店商品が掲載される品目ガイドの作成にも取り組む予定で、このガイドがあれば、買い手は最適な物流モデルを選び、関税手数料も自動的に計算できる(8月25日付ロシイスカヤ・ガゼータ紙)。(後略)(8/25) 
(週刊ボストーク通信1107号より)



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