JSNトップページ > ニュース記事

最新ニュース

モスクワでクラフトビールバーがブーム、続々オープン

 この夏モスクワでは、小規模なビール醸造所が生産した地ビール(クラフトビール)を提供するバーが毎日のようにオープンしており、ラフな格好の若者からビジネスマンまで幅広い層に人気を博している。8月4日付でThe village.ruが伝えた。
(中略)
 クラフトビールバー「ワーニャ・ナリヨット」のオーナーのスコロホドフ氏はクラフトビール人気の理由について、アイルランドパブではアイルランドの「ギネス」やベルギーの「ヒューガルデン・ホワイト」のビールが400ルーブルするが、クラフトビールバーではロシア産ビールが平均価格200ルーブルで飲めるからだと説明する。法学部出身で23歳の同氏はネット記事を読んでバーの開店を思いつき、今年6月に自分の店をオープンした。開店資金約100万ルーブルのほとんどは土地の賃借料金で、バーカウンターをはじめ多くのものは手作りである。店はバーが多く集まる地域からは離れているが、夕方になると多くの客が訪れる。平均客単価は700ルーブルだ。スコロホドフ氏は、今年11月には投資を回収できると期待している。なお、ビール設備会社bierhausのボロンツォフ取締役によれば、ビールサーバーなど必要な設備の購入費用だけでも10万ルーブルかかるという。
 モスクワのクラフトビールバー市場はまだ飽和状態には遠く、来年も新たなバーの開店は続くと業界では見ている。 (8/4)
 (週刊ボストーク通信1105号より)



page top