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中国製品のロシアへの輸入がカザフ経由にシフト:税金が安いので

 会計検査院の調査によれば、軽工業品を中心とする中国製品の輸入が、ユーラシア経済同盟の同盟国であるカザフスタン経由にシフトしている可能性がある。7月17日付でイズベスチヤ紙が伝えた。
 会計検査院のシトグリン監査官が連邦政府と税関庁宛に送った書簡によれば、ロシアの付加価値税は18%であるのに対してカザフスタンは12%であり、また、カザフスタンでは税関職員と話をつけてアンダーバリュー通関を行うことが比較的容易なので、貿易業者は中国製品をカザフスタンで通関してロシアに持ち込んでいる可能性がある。シトグリン氏によれば、カザフスタンでは中国製の帽子の輸入が52%増加したが、ロシアでは43%の減少を記録した。同様に、中国製の肌着はカザフスタンで27%増加、ロシアで31%減少、靴下・ストッキングはカザフスタンで209%増加、ロシアで12%減少、手袋はカザフスタンで409%増加、ロシアで19%減少した。税関申告価格も、同じ製品が平均で、カザフスタンでは20〜30%低下し、ロシアでは20〜30%上昇したという。(後略)(7/17)



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