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医療機器ニプロがロシア・ウラルのガラス容器工場を子会社化

 日本の医療機器大手ニプロが、ロシア企業と合弁の持株会社ニプロファーマグラスのロシア側株式を取得し、同社100%出資のロシア現地法人「ウラルグラスプラント」と共に完全子会社化した。6月22日付でニプロが伝えた。
 医療用ガラス容器工場「ウラルグラスプラント」の前身は、スベルドロフスク州アチト地区ウフィムスキー町にあった「ウフィムスキー・ガラス工場」で、2007年に破産、これを地元の製薬企業ユノナ・ホールディングが買収した。その後、2011年にユノナ社はニプロと合弁持株会社ニプロファーマグラスをスイスに設立、同社100%出資のロシア現地法人「ウラルグラスプラント」として改修が行われ、2012年にアンプルやバイアルを生産する第1段階(年間生産能力1億個超)が始動した。(中略)
 ニプロによれば、ロシアの医療包装材料(アンプル、バイアル)市場の規模は年間約70億円で、毎年10%ずつ拡大しており、2020年には120億円に達する見込み。同社は今後もウラルグラスプラントを発展させ、欧州事業の一翼を担う会社にするという。(6/22)

(週刊ボストーク通信1099号より)



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