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ロシアで独シーメンスのガスタービン工場が始動

 独シーメンスがレニングラード州(北西連邦管区)でガスタービン工場を始動させた。6月18日付でシーメンスが伝えた。
 レニングラード州ゴレロボ町で始動した新工場「シーメンス・ガスタービン技術」(STGT)は、独シーメンスとロシアの重電大手「パワー・マシーン」(PM)との合弁企業で、2011年12月に工場建設を発表、2013年10月に着工した。出資比率はシーメンス65%、PM35%。工場ではロシア・CIS市場向けに出力6万〜30万7000kWのガスタービンが生産される。将来的には小・中規模出力のタービン(出力5万3000kWのSGT-800など)のほか、出力6000〜3万3000kWのコンプレッサーも生産される予定。新工場ではタービンのロータリー部品やスターターユニットの機械加工及び組立作業の全行程が行われる。また、完成品の試運転や梱包、発注元への発送も行なわれる。大型タービンは大規模なエネルギー施設で用いられる。
(中略)
 なお、ロシアのガスタービン事業では、昨年10月にヤロスラブリ市(中央連邦管区)で米GEのガスタービン工場が始動したものの、受注で苦戦しているとの報道が出ていた。また、電力関係の合弁事業では、2014年2月に東芝がPMと共同で変圧器工場をサンクトペテルブルクで始動させた。(6/18)
 
(週刊ボストーク通信1098号より)



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