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ダリキン氏がロシア実業界に復帰:水産大手の取締役に

 ダリキン前沿海地方知事が、同地方の水産大手NBAMR(ナホトカ移動海洋漁業基地)の取締役に就任したことが明らかになった。6月16日付でゾロトイ・ログ紙が伝えた。
 2001〜12年に沿海地方知事を務めたセルゲイ・ダリキン氏は、元々沿海地方の水産業界出身の実業家で、NBAMRのオーナーは夫人で女優のベロブロワ氏である(同社の株式80.78%を保有するダリインベストグループ社の株式75%を保有)。また、NBAMRの代表取締役は兄のオレグ・ダリキン氏が務めている。
(中略)
 NBAMRはスケソウダラ、ニシン、イカ等を漁獲する沿海地方の大手水産会社で、昨年の漁獲量は前年比12.6%減の14万6754d、EBIDTAは同36%増の9億3100万ルーブル。同社は昨年の業績に対して、前年比80%増の5億6165万ルーブルの配当金を出すことが決まっている。オレグ・ダリキン代表取締役によれば、同社は2011年末にチェコにスケソウダラのフィレとすり身のEU向け販売会社「ナホトカ・シーフード」を設立しており、チェコの銀行から欧州水準の低金利融資を受けられるので、資金繰りは改善されたという。(6/16)
 (週刊ボストーク通信1098号より)



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