韓国ロッテ・グループ傘下の｢ロッテ・ショッピング｣が、モスクワのショッピングセンター｢アトリウム｣の買収を検討している。2月26日付でコメルサント紙が伝えた。
ロッテ・ショッピング(LS；世界各地で20以上の商業施設を運営)が買収を検討しているのは、クルスク駅に隣接するショッピングセンター(SC)｢アトリウム｣。ロッテ・グループはモスクワに多目的センター｢ロッテ・プラザ｣と｢ロッテホテル｣、カルガ州に製菓工場を所有しており、今後はホテル事業や製菓事業を拡大する意向を表明しているほか、テーマパーク｢ロッテワールド｣の建設計画も報じられている。
(中略)
SC｢アトリウム｣の主要オーナーは建設会社｢インゲオコム｣。同社はこれまでにマネージ広場の商業施設｢オホトヌィ・リャド｣やモスクワ・シティ駅からキエフスカヤ駅までの地下鉄路線など250以上の施設を建設している。アトリウムは同社が保有する唯一の商業不動産であり、総面積は10万3000㎡、そのうち4万㎡が賃貸区画で、ユニクロのロシア1号店も入居している。また、2600㎡は既に売却済み。(後略)(2／26)
?(週刊ボストーク通信1083号より）
