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ロシアの人気盗難車:日本車は盗みやすい

 2月10日、調査会社アフトスタットが自動車のブランド別盗難台数を発表した。
 詳細は別表の通り。自動車の盗難には「盗難(未発見)」と「盗難(後に投棄された状態などで発見)」があり、プロの強盗・販売業者による犯罪は前者のカテゴリーとなる。アフトスタットの調査は、内務省が集計した前者の盗難をベースとしたもので、昨年ロシアでは、このカテゴリーで前年比2.6%減の3万9200台が盗難被害に遭った。
 合計盗難台数では、国内保有台数が約1400万台と圧倒的に多い国産ブランド「ラーダ」が、盗難台数全体の約3分の1を占めて首位となった。2位はトヨタ、3位はマツダ、4位は日産と日本勢が続いた。自動車盗難防止機器会社「Ugona.net」のクルチャノフ氏によれば、ラーダ車や日本車は欧米の自動車に比べて技術的に盗難が容易なので標的になりやすいという。
 単位当たりの盗難台数では高級ブランドが上位を占め、首位のインフィニティに至っては1万台当たり84台、つまり約100台に1台が盗まれた(ちなみに、ラーダは1000台に1台)。クルチャノフ氏は、「高級車と言えばロシアではレクサスの方がはるかに人気がある。インフィニティが首位になったのは、部品需要が高まったか、新モデルの登場により登録変更手続きをやりやすくなったためかもしれない」と指摘した。(後略)(2/11)
(週刊ボストーク通信1081号より)




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