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ロシアの商業不動産市場:外資系小売の進出は続く

 2月3日、国際不動産コンサルCBREがロシア商業不動産市場の動向に関する調査結果を公表した。
 昨年、ルーブル安によるインフレの加速からロシア人の購買力が低下、市場では供給の増加が目立った。モスクワの商業不動産供給量は480万3000u、人口1000人当たり396uと記録的な増加となり、西欧諸国首都の水準(450〜600u)に近づいてきた。(中略)
 こうした中、小売業者の多くは事業を縮小、昨年末にアディダス、Incity、Media Markt、サムスン、スポーツマスター、ストックマンなどは一部の店舗の閉鎖を発表した。(中略)
 しかしCBREは、モスクワの購買力が依然として欧州最高水準であり、撤退が大規模になることはないと見ている。昨年、モスクワには過去最高の44もの外国ブランドが進出した。また、中国Anta Sports(スポーツ用品)、伊Bric’s(バッグ)、メキシコのキッザニア(子供向け職業体験テーマパーク)、伊フェラーリ・ストア(高級車ブランド「フェラーリ」のグッズ小売)、米Popber(アイスクリームカフェ)など11の国際ブランドがモスクワ進出を発表している。(後略)(2/3)
(週刊ボストーク通信1080号より)




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