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ロシアに自販機で販売する巻き寿司「Sushiroller」が登場

 食品機械メーカーの有限責任会社ベンドマシでは、2015年から自販機で筒型パッケージ入り巻き寿司「Sushiroller」を販売することを計画している。12月11日付でRBC Dairyが伝えた。
 Sushirollerはウラルの企業家バイブラトフ氏が、米国Popper Foodsが2011年から「Sushipopper's」の名称で販売している巻き寿司を参考に開発したもので、2012年にロシア、EU、中国での特許を取得している。商品はパッケージとなる紙筒の中にカット済みの巻き寿司(8切れ、200g)が入っており、これをプラスチック棒で下から押し出すことで手を汚さずに食べられる仕組みとなっている(プラスチック棒は中空となっており、醤油入れをも兼ねている)。商品の賞味期限は+8℃の温度下で24時間。原価は1本160〜190ルーブル、平均小売価格は250ルーブルだという。
(中略)
 バイブラトフ氏は日本食レストラン「ヤキトリヤ」やシェレメチェボ空港へも営業を行ったが、前者からは和食の美的感覚にそぐわないとして、後者からは巻き寿司は既に空港の売店で販売されているとして検討してもらえなかったという。
 自販機販売会社「アルファベンド」のクジコフ代表取締役は、寿司自販機というアイデアに関心を寄せ、スナックとして十分な人気を得られるだろうと評価する一方、商品の日足の速さから流通・品質管理が重要になると指摘している。ちなみに、ロシアでは近年、自販機の数が増え始めており、今年はダイドーもモスクワで飲料自販機の設置を開始した。(12/11)
(「週刊ボストーク通信1073号より)




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