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ロシア極東・沿海地方のカジノゾーン、来年5月に第1号の施設がオープン予定

 沿海地方で建設が進められている娯楽ゾーン「プリモーリエ」において、ホテルやカジノゾーンを擁するロシア最大級の娯楽施設「タイガー・ド・クリスタル」(Tiger de Cristal)が来年5月にオープンする。12月9日付で沿海地方政府サイトが伝えた。
 12月9日、マスコミ向けに建設中の娯楽施設「タイガー・ド・クリスタル」の視察が行われた。同施設は、マカオのカジノ富豪ローレンス・ホー氏率いる香港企業と台湾企業のコンソーシアムが管理する「東方第一賭博会社」が建設を進めている。ゾーン手前2kmの道路は未舗装であり、施設も建設途中であるが、作業員は現在の270名から来年には450名まで増員させる予定であり、「東方第一賭博会社」のクレイグ・バレンタイン執行取締役(スコットランド人)は、建設は計画通りに進んでいると請け合った。なお、内装工事は中国の国営建設会社が行っており、作業員270名のうち218名は中国人である。同社によれば、主要なターゲット層は中国東北部の住民である(12月10日付Prima Media)。
 同施設の1階はカジノゾーン、3・4階はホテル(客室数120室)となる。客室は「スタンダード」(宿泊料金280j)以外に「クイーン」(同450j)と「プレジデント・デラックス」(同2000j)が各5室ある。予定従業員数は1200名で、「東方第一賭博会社」ではカジノディーラーの研修も行っている。他の施設の建設が進むに従い、2020年にはカジノゾーン全体で3万人の従業員が勤務することになる。また、同年にはウラジオストク空港の利用客数は年間500万人まで増加するという。(後略)(12/10)
(「週刊ボストーク通信1073号より)




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