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ロシアの国家決済システムがJCBとの提携を検討

  ロシア中銀のスコロボガトワ副総裁が、現在設立準備を進めている国家決済システム(NSPK)が日本のJCBとの提携カードを発行する可能性について語った。11月6日付でRBC Dailyが伝えた。
 NSPKの設立は、欧米の対ロ制裁により米ビザ及びマスターカードの使用が制限されるリスクが生じたことから、今年の春から実現に向けた動きが加速した。米2社の他に、中国ユニオンペイやJCBが協力する可能性があると見られている。
 スコロボガトワ副総裁によると、公開型株式会社NSPKは2015年12月からロシア国内での決済が可能となる自社クレジットカードの発行を開始するにあたり、同カードの外国での提携先となる国際決済システムを探しているが、今のところ提携の用意ができているのはJCBのみであるという。
 JCBはロシアでこれまでVTB24、ウラルシブ銀行、アルファ銀行、ロスバンク、ルースキー・スタンダルト銀行等との間にアクワイアリング契約を結んでカードの普及を図ってきたが、今年10月にはアルファ銀行を決済業務パートナーとして中銀の決済オペレータリストへの登録を完了し、ガスプロム銀行との間にカード発行合意を締結するなど活動を活発化させている。(後略)(11/6)
(週刊「ボストーク通信1068号より)




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