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FIFA会長が2018年ロシアでのサッカーW杯の開催準備状況を視察

 10月28日、FIFA(国際サッカー連盟)のブラッター会長がモスクワを訪問し、プーチン大統領と2018年のサッカーW杯ロシア大会の開催準備状況を確認した。各紙の報道をまとめた。
 プーチン大統領とブラッター会長は大会運営委員会監査役評議会への出席を前に大会メイン会場となるルジニキ・スタジアムの改修現場を視察。(中略)
 2018年の大会ではプーチン大統領の公約により外国チームサポーターのビザなし渡航が実施されることになっており、連邦保安庁では来年上半期にも警備計画書の提出を行う予定である。プーチン大統領は、開催期間中の安全確保は優先課題の一つであるが、警備体制は選手やサポーターに不便を感じさせるような過剰なものであってはならないとも指摘した。
 もう一つの大きな懸案は、宿泊先都市から試合開催都市までの観客の移動手段だ。ソコロフ運輸相は、大会チケットを提示すれば鉄道機関を無料利用できるようにすることを提案している。また、開催期間中、外国航空会社がロシア国内でチャーター便を運航することを許可する案も浮上している。運輸相によれば、開催期間中は運営関係者や選手、ジャーナリスト等に加え、外国人観戦客の85%、ロシア人観戦客の半数が航空機を利用することとなり、180万人の旅客増加が見込まれるという。ただし、外国航空会社が参入する可能性について、国内の航空関係者はあまり良い顔をしていない。専門家は、国内航空各社は今年の夏季休暇シーズンに前年比150万人の旅客増に対応しており、外国航空会社に頼らずともW杯開催時の追加輸送能力を確保できると述べた(10月29日付コメルサント紙)。(後略)(10/29)
(写真:大統領府サイトより/週刊「ボストーク通信1067号より)

 

 



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