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ロシアからスコルコボが来日、医療等で日本との協力に意欲

  イノベーションセンター「スコルコボ」を運営するスコルコボ基金のベクセリベルグ総裁が来日し、協力について日本側と協議を行なった。10月10日付でPolit.ruが伝えた。
 今月5〜7日に京都で開かれた「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」(STSフォーラム)参加の折、ベクセルベルグ氏は理研の野依良治理事長や遺伝子工学研究者の林崎良英氏らと会談し、日ロ共同事業の可能性について協議。また、以前に医療分野での共同事業で合意していた日露医学医療交流財団(JRMEF)の中山太郎理事長とはロードマップに調印、スコルコボにJRMEFの代表部や「日本産業研究テクノパーク」、「日本医療センター」を開設するために努力していくことで合意した。
 9月末にはカラバエフ・スコルコボ財団副理事長兼核技術クラスタ執行取締役も来日し、産業技術総合技術研究所つくばセンターや大手企業の代表者らと、イノベーション技術の商品化やスコルコボにおける研究拠点の開設について協議した。
 なお、今回の来日では、スコルコボに参加しているトムスク州の創薬会社「イファル」が、武田製薬の支援を受けてパーキンソン病治療薬の商品化を目指す意向であり、現在、両者は提携交渉が最終段階にあることが明らかになった。ハザノフ・イファル代表取締役によると、その他の外国企業からのオファーもあるものの、この事業で最良のパートナーは同分野の薬剤の専門家を擁する武田製薬だという(10月7日付Biznes-portal.com)。(後略)(10/7)
(週刊「ボストーク通信1064号より)

 



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