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ファスナー大手YKKがロシアに工場開設を検討

 ファスナー大手YKKが、ロシアの大手業務服メーカー「BTKグループ」と協力し、ロシアで生産工場を開設することを検討している。9月11日付でBTKグループがプレスリリースで伝えた。
 BTKグループは実業家ボロエフ氏傘下の大手業務服メーカーで、ロシア軍等を販売先に持つ。YKKとは2011年から取引を行っており、年間2500万点もの製品を買い付けている。今回、YKKの猿丸社長が同社を訪問し、ボロエフ監査役会長と会談、同氏からロストフ州(南連邦管区)にファスナー工場を建設することを提案された。
 BTKグループはロストフ州シャフトゥイ市で軽工業クラスタの形成を進めており、8月には縫製工場を始動、10月には合成繊維工場も始動する予定。
 YKKロシア法人の昨年の売上は前年比73%増の3億4700万ルーブル、純利益は同4倍の7960万ルーブルだった。同社はロシアに工場を開設し、関税同盟圏と欧州で製品を販売することに関心を持っているという。(後略)(9/12)
(週刊「ボストーク通信」1061号より)

 



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