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ロシアが中国産豚肉の輸入を10年振りに解禁へ

  ロスセリホズナドゾル(連邦動植物衛生監督局)の代表団が中国国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)と北京で会談を行い、食肉大手「双?集団」傘下の黒竜江省の2企業(「黒竜江宝泉嶺双?北大荒食品」と「望奎双?北大荒食品」)がロシアへの輸出を開始することで合意した。中国はさらにロシアに対し、鶏肉、牛肉、乳製品、水産品を供給する可能性がある。9月2日付でコメルサント紙が伝えた。
  ロシアは中国で口蹄疫が流行した2004年以降、同国からの肉製品の輸入を禁止していた。2013年の中国の豚肉生産量は6800万dと世界最大であり、輸出量は14.7万dだった。中国側はロシア産畜産製品(特にモツ)の輸入に関心を持っており、9月17〜22日に中国で開催される露中政府間作業部会で協議される模様。
  その他、中国の食肉大手「萬洲国際」が年内にロシアへの豚肉輸出を開始する意向を明らかにしている。
  ロシアは8月初め、ロシアに経済制裁を科した国々(米国、カナダ、EU、ノルウェー、オーストラリア)からの食料品の禁輸措置を講じた。ロスセリホズナドゾルでは、禁輸後にロシアへの豚肉供給をブラジルが独占した状態になっていることを問題視しており、輸入先の多角化を進めている(8月29日付イタル・タス通信)。(後略)(9/5)
(週刊「ボストーク通信1059号より)




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