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サハリン知事が北方四島を視察:開発は2016年以降も続くと強調

 8月23日、ホロシャビン・サハリン州知事が択捉島を訪問し、「2007〜15年のクリル諸島の社会経済発展プログラム」及び、その他の地方プログラムの進捗度を視察した。同日付で同州政府がサイトで伝えた。
  ホロシャビン知事は、ベルホフスキー上院議員(サハリン州代表)らと共に一連の施設の視察を行い、択捉島における発展プログラムは概ねスケジュール通りに進んでいると述べた。(中略)
  また知事は、近く政府で承認される見込みの新たな「2016〜25年のクリル諸島発展プログラム」の総額は600億ルーブルで、そのうち4分の1以上がクリル都市管区(択捉島、得撫島その他)の発展事業に充てられると述べた。(中略)
  また、28日には国後島、29日には色丹島の視察に訪れた。ホロシャビン知事は、国後島のメンデレエボ空港や色丹島のヘリポートの完成に言及し、開発計画は概ね予定通り進んでいると述べた。また、一連のクリル諸島開発計画の最も重要な成果のひとつとして、南クリル都市管区(国後島、色丹島、歯舞島他;今年1月1日時点の人口は1万872人)全体で今年上半期の新生児出生数は50人以上であったことを挙げ、同都市管区全体では昨年比約6%の人口増となったとして、人口減少の問題を抱える同地域にとって明るいニュースを伝えた。
  さらに同日、知事はタンフィリエフ島(歯舞群島の水晶島)にまで足を伸ばし、23日からの1週間で北方四島全ての視察を行った(8月29日付サハリン州政府サイト)。(8/29)
(週刊「ボストーク通信1058号より)




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