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ロシア極東・沿海地方にディズニーランド建設計画:中国資本が参加する予定

 中国資本の参加のもと、沿海地方にロシア初となるディズニーランド(DL)が出来るかもしれない。想定投資総額は70億ルーブル。キャラクターにはディズニー以外にもロシアのチェブラーシカなどが使用される可能性がある。7月30日付でコメルサント紙が伝えた。
 DL設立の発案者であるDisneyland jsc社のスミルノフ代表取締役によれば、既に同社は中国の複数の投資ファンドとDL建設に関する趣意書を締結、年内には着工予定だという。提携先のファンド名についてはスミルノフ氏は公表を控えた。同氏によれば、8月にDisneyland jsc社が中国を訪問し、ロ中両国の銀行が保証に関する取り決めを行い、複数の中国の投資ファンドと建設に関する同意書を締結する予定。ディズニーアニメのキャラクターの使用ライセンスを買い上げるかどうかは、検討中とのこと。(中略)
  DL建設は幾つかの段階に分けて行われる。まず、屋内プール施設(2ha)と眠りの森の美女の城、「ルースキー・ゴロク」(ローラーコースターのこと)等のアトラクションが建設される。さらに、DL内には、鉄道を敷設する意向で、蒸気機関車を選定中だ。駐車場、散歩道、マクドナルド等の設置も予定されている。沿海地方には先進国のそれに比肩できるほどの娯楽施設はまだなく、ロシア初のDLが建設されれば、国内だけで年間200〜300万人の集客が見込めると、スミルノフ氏の期待は大きい。
  DL建設地としては幾つかの用地が候補に挙がっていたが、沿海地方政府によれば、現在最有力候補となっているのはナジェジジンスキー地区(ウラジオストク北部郊外)の170haの敷地で、村ごと買い取る可能性もある。ロリク同地方副知事は、同地区の選定理由として、周辺に空港、連邦道、鉄道があり立地条件がいいことを挙げた。(後略) (7/30)

(週刊「ボストーク通信1055号より)



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