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極東造船コンソーシアムが創設:資源大手各社が参加

 6月16日、モスクワで開催された第21回世界石油会議の枠内で、極東造船・船舶修理工場(DCSS)を母体とするコンソーシアムの設立に関して、ガスプロム、ノバテック、ソフコムフロート、ロスネフチ、ガスプロム銀行、統一造船会社(OSK)が合意書に署名した。6月16日付でロスネフチがプレスリリースで伝えた。
  コンソーシアム創設の目的は、国内外の企業から発注される大陸棚石油・ガス開発事業用の船舶等、海洋設備機器を製造するための統一発注センターをDCSSを母体にして設立することである。
  コンソーシアム設立の提唱者であるロスネフチと、既にメンバーとなっているガスプロム銀行、統一造船会社(OSK)に加え、今回、産業貿易省、ガスプロム、ノバテック、ソフコムフロートがコンソーシアムへの参加に合意した。
  マントゥロフ産業貿易相は、参加各社の株式比率等、詳細については作業部会を発足して数週間のうちに確定させると述べた。関係筋によれば、現在、DCSSの株式25%+1株をOSK、37.5%をロスネフチが保有しているが、これらの比率は今後も変更はない見込み。ノバテックは黄金株(拒否権付株式)の獲得を希望しており、ソフコムフロートも資本参加の可能性については否定していない。(後略) (6/16)

(週刊「ボストーク通信1049号より)



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