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伊藤忠商事と国際石油開発帝石がJOGMEC子会社の株式を取得:
東シベリアの探鉱事業に民間が参入

 伊藤忠商事と国際石油開発帝石(INPEX)は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の子会社である日本南サハ石油株式会社(JASSOC)の株式をそれぞれ取得した。9月24日付でJOGMECがプレスリリースで伝えた。
 今回、伊藤忠商事は株式12.6%、INPEXは同12.4%を取得し、JOGMECの持分は75%になる。JOGMEC持分のうち50%分は無議決権株式なので、議決権付き株式ベースでは、JOGMEC50%、伊藤忠商事25.3%、INPEX24.7%となる。譲渡金額は伊藤忠商事分が約873万円、INPEX分が約852万円。
 JASSOCは、イルクーツク石油会社(INK)と合弁企業「INKザパド」(出資比率はJASSOC49%、INK51%)を設立し、イルクーツク州(シベリア連邦管区)のザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区(鉱区面積約4835ku)及びボルシェチルスキー鉱区(同3307ku)で地質調査を行ってきた。両鉱区はイルクーツク市の北約700kmに位置し、これまでの調査で複数の試掘井において炭化水素の存在が確認された。(後略)(9/24)

(週刊「ボストーク通信1013号より)




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