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ウラジオに初の公立ホスピス

 
 ウラジオストク第3病院内に、沿海地方予算による緩和ケアセンター(ホスピス)の設置が決まった。沿海地方保健局長により設置命令書に署名がなされた。9月20日付でPrima Mediaが伝えた。
 これは地元の医師ジェーネジ氏の活動の成果である。同氏はダリキン前知事の時代から10年以上にわたって、沿海地方政府や世論に対して、ウラジオストク市に公的予算によるホスピスの設置を求めてきたが、資金不足を理由に却下されていた(2012年4月5日付Prima Media)。その後、ミクルシェフスキー氏が新たに沿海地方知事に就任し、今年2月、ジェーネジ氏はインターネット投票サイト「デモクラトル」上にミクルシェフスキー知事への要望書を掲載し署名を募った。
(中略)
 沿海地方内では3万人以上のがん患者の存在が確認済みで、しかもその数は毎年最大で1万人ずつ増えている。そのうち7割は年金受給世代であり、悪性腫瘍による死亡率の上昇は顕著である。現在、沿海地方内の医療機関において受け入れ可能な末期患者の数は500人。ちなみにホスピスの維持・運営には年間3000万ルーブルの予算が必要と見られる(2月19日付及び6月11日付Prima Media)。(9/20)

(週刊「ボストーク通信1012号より)




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