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ウラジオ近郊に新たな穀物ターミナル計画:カナダが協力

 9月11日、沿海地方の投資誘致専門家会議で穀物ターミナルの建設計画が審議の上、承認された。同日付で沿海地方政府がプレスリリースで伝えた。
  ターミナルの建設予定地は、造船所「ズベズダ」があることでも知られるウラジオストク東部近郊のボリショイ・カメニ市。事業者は、同市で2011年末に登記された有限責任会社「輸送工業会社」(ООО Транспортная промышленная компания)。同社の株主は複数の個人で、資本金は1万ルーブル(9月12日付インタファクス通信)。
  ターミナルの年間処理能力は輸出が700万d(穀物、大豆等)、輸入が200万d(穀物、大豆、米等)で、同140万dの輸入大豆加工施設も併設する。将来的には年間取扱量5000万dを目指す。モデルとなるのはカナダの穀物ターミナル「AS-130」で、カナダ輸出開発公社(EDC)が事業に参加し、輸出保険を提供してカナダ企業を呼び込む可能性があると見られる。始動は2017年の予定で、第1期の事業総額は3億3000万j。(後略)(9/12)

(週刊「ボストーク通信1011号より)




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