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ソラーズ極東が部品生産へ:Ssang Yong車の生産はソラーズ合弁会社へ移管

 自動車メーカー・ソラーズ(Sollers)の100%子会社「ソラーズ極東」は、韓国メーカーSsang Yong車の契約生産事業を「マツダ・ソラーズ・マニュファクチュアリング・ルス(MSMR)」(マツダとソラーズが折半出資)に移管し、部品生産へとシフトする。Ssang Yong車の生産ライセンス及びロシア国内の流通に関する独占権は引き続きソラーズが保持する。7月24日付でベドモスチ紙が伝えた。
  MSMRは、2012年秋からCX-5、今年4月からマツダ6の2車種を生産している。投資総額は100億ルーブル、フルサイクル生産移行後の年産能力は10万台。ソラーズ極東の生産能力は3万5000台で、昨年のSsang Yong車の生産台数は前年比30%増の3万2773台。この台数をMSMRが引き受ける。
  Ssang Yong車はマツダ車と同一施設でSKD方式で生産され、2015年のフルサイクル生産移行後は、塗装は共通ラインで、溶接及び組立は別ラインで行われる予定。
  これまでSsang Yong車を生産していた1万4000平方メートルのスペースは部品生産に充てられる予定で、現在は日本の部品メーカーらと交渉が行われている。これはウラジオストクに特別経済区を設立するという計画の一環で、沿海地方政府も支持している。(後略)(7/14)

(週刊「ボストーク通信1005号より)




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