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極東でロ中国境横断鉄道が復活:マハリノ〜琿春

 今年8月、ロ中の国境通過地点のマハリノ(沿海地方)〜琿春(吉林省)支線の貨客輸送が9年ぶりに復活する。極東鉄道の発表を7月11日付でコメルサント紙が伝えた。
  極東鉄道のリャボフ・ウラジオストク副地区長によれば、主な工事は7月末までに完了し、8月の初めに貨物列車のお披露目走行を計画しているとのこと。
  マハリノ〜琿春間の支線は、1994年に両国間の旅客及び貨物輸送量の増加を目指して建設が開始され、90年代末に完成、貨物輸送は2000年に始まった。貨物の年間輸送能力は300万d。しかし貨物輸送オペレーションのためにつくられた会社である「ゾロトエ・ズベノ」に輸出業務用の認証が与えられたのはようやく2003年になってからだった。その後も貨物量は伸び悩み、2004年第1四半期の貨物輸送量はわずか902dだった(本誌566号に関連記事)。中国向けの積荷は、木材、石油化学製品、鉱物肥料で、ロシアへは石炭と穀物を輸送していた。しかし、この年、運行が停止され、以来交通が途絶えた。その後、沿海地方と中国を結ぶ鉄道路線はグロデコボ〜綏芬河間のみとなっていた。(後略)(7/11)

(週刊「ボストーク通信1003号より)




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