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サハリン州知事、南クリルを訪問:進む北方領土のインフラ整備

 ホロシャビン・サハリン州知事がオノプリエンコ極東発展省次官らとユジノクリリスク都市管区の国後島を視察、クリル諸島発展プログラムの進捗状況を確認した。6月27日付で同州プレスリリースが伝えた。
  同管区では今年、連邦・州予算を合わせ約25億ルーブルが開発事業へ投じられる予定。知事は現時点での開発状況を確認すべく、建設中の取水施設、燃料倉庫、文化会館などの社会インフラ施設を見て回った。工事が遅れていた文化会館(スポーツジムと図書館を併設)も今年11月1日までに開設の目処がつき、他の施設も近いうちに始動する予定。
  今回の視察で、知事はユジノクリリスク町(国後島中心部の古釜布)とメンデレエボ空港を結ぶ道路のアスファルト舗装を決定。毎年5kmずつ舗装し5年で完成させる計画だ。既に今年1億jが追加拠出された同町内の道路のアスファルト舗装事業も継続して行われる予定。
  また、同管区では住宅の増設も急務となっており、今年は100戸(3700u)のアパートが建設される見込み。宅地開発では業者間の競争が広く行われるようになったことで住宅価格が値下がりすると知事は期待している(現在は1uあたり7万〜7万5000ルーブル)。(後略)(6/28)

国後島で進む道路工事の様子 (サハリン州政府サイトより)

(週刊「ボストーク通信1001号より)




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