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カヤバ工業が極東ウラジオストクにも配送拠点設立計画

 自動車部品大手KYB(カヤバ工業)のショックアブソーバーは、極東で非常に人気がある。同社は、モスクワ郊外に続き、極東エリアをカバーする配送センターを今夏にも設立する予定。6月5日付でゾロトイ・ログ紙が伝えた。
  ゾロトイ・ログ紙が沿海地方住民にどのメーカーのショックアブソーバーが好きかアンケートをとったところ、乗用車、商用車共にKYBがダントツの1位だった。2位がTokico(日立オートモティブシステムズ傘下)、3位が米モンローだった。4位以下には、独ビルシュタイン、蘭コニ、GAB(横浜ゴム)、タナベの名前が挙がった。
  KYBは昨年モスクワに、ショックアブソーバー及びサスペンション部品のロシア販社LLC KYB Eurasiaを設立した(本誌972号に関連記事)。また、5月20日には、モスクワ自動車道路(MKAD)からわずか3q、敷地面積1万4000uの用地にロシア欧州部への配送を24時間体制で行うAクラスの配送センターを設立した。
(中略) KYB Eurasiaのメリニコフ代表取締役によれば、今年8月には、ウラジオストクに前述のモスクワ同様の配送センターが開設される計画。販売代理店への配送スピードアップを図るだけではなく、ブラゴベシチェンスク経由で中国から流入する偽造品に対抗するためでもあるという(5月20日付ZR.ru)。(6/5)

(週刊「ボストーク通信998号より)




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