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極東ハバロフスクでキャビア30sを押収:後を絶たない密漁

 1月10日、コムソモリスク・ナ・アムーレ市(ハバロフスク地方)で40代の男性から、漁獲が禁止されているチョウザメ類の卵、約28s(ブラックマーケット価格で約50万ルーブル相当)が押収された。同日付でノーボスチ通信が伝えた。
  調べによればこのキャビアは、男性が昨年の夏、チョウザメ類の生息地であるアムール川流域のウリチスク地区にて自ら加工したもので、プラスチックケースに小分けにして今まで自宅で保管していたが、新年の祝日を前に販売しようとしたという(1月10日付インタファクス通信)。
  同地方では、絶滅が懸念されるアムール・チョウザメとダウリチョウザメ(カルーガ)の商業漁獲は1983年以降禁止されており、人工養殖のための調査目的に限って許可されている (本誌888号、908号に関連記事)。しかし、2012年の1年間に摘発された密漁行為は110件で、損害額は7億3000万ルーブルにのぼるとされる。(後略)(1/10)

(週刊「ボストーク通信978号より)




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