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ウラジオストク自動車博物館、コレクションの半分が展示できず死蔵か野晒し状態

 ロシアで最初のクラシックカー博物館であるウラジオストク自動車博物館には、ソ連時代の乗用車やバイク、モペッドなど歴史的価値のあるクラシックカーが100台以上収集されている。その半数が展示場所がないため倉庫等に眠っている。4月8日付でPrima Mediaが伝えた。
  博物館のコレクションの中には、最初のソ連製の乗用車GAZ-Aと最初のトラックGAZ-AA、沿海地方では同博物館にしか保管されていない1.5dGAZ-AAA、ソ連の代表的な自動車GAZ-12-ZIMやZIS-110、チャイカがある。また、約100台しか製造されなかった1945年製幌付オープンカーZIS-110Bも保管されている。外国車では、本国にも残っていない1933年製の日本のミリタリーバイクGiant、1920年製の英国のバイクVSL-500や1926年製ハーレーダビッドソンがある。
 こうした貴重なコレクションのおよそ半分が、展示場所が不足しているせいで、博物館に隣接した敷地や倉庫に保管されている。特に野外にある展示品の状態は最悪である。博物館を訪れる子供たちが展示車のルーフに乗ったり、金属工が鉄材を盗んだりしているからだ。(後略)(4/8)

ドイツや日本のミリタリーバイクを展示する
ウラジオストク自動車博物館 (同館サイトより)

(週刊「ボストーク通信991号より)




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