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トランスアエロが5月から成田〜モスクワに就航

 トランスアエロ航空(本社サンクトペテルブルク)が、今年5月25日〜9月29日、東京(成田)〜モスクワ(ドモジェドボ)線に新規就航する。同航空の日本における指定代理店であるインターアビエーション・ジャパン(IAJ)が4月5日にセミナーを開催した。本誌記者が取材した。
(中略)
  今回、トランスアエロは人気路線で就航便数も多い成田〜モスクワ線に新規参入するわけだが、同社の強みは価格だという。燃油サーチャージ、空港税、予約手数料を除くエコノミークラスのボトム価格の設定は、往復:50,200円、片道:28,400円、ビジネスクラスで、同、往復:172,700円、片道:119,200円である。この料金に燃料サーチャージが片道2万1000円、予約システム利用料が片道1850円、別途かかる。
  特に、片道の料金設定がある点や、ビジネスクラスの価格に割安感があり、また、幼児が無料、小児は大人の半額という設定も、他社と比較した場合、割安だという。さらに、モスクワでの使用空港が、シェレメチェボ空港に比べて市内から近く便利なドモジェドボ空港であることもアピールポイントのひとつ。
  また、5月中旬から、IAJは同航空のコールセンター業務も開始し、チケットの予約や成田発着便の連絡など、サービス全般の窓口となる。
  続いて、同航空での貨物輸送についてのプレゼンテーションも行われた。ロシア向け貨物輸送に関しては、ロシア独特の慣習や、税関で要求される大量の必要書類、検査時間の長さなどの問題が指摘され、同航空貨物代理店IAJによる、インボイス・委任状のロシア語翻訳作成や現地ロシア人スタッフのサポートが受けられる点、また2008年の成田〜サンクトペテルブルク線就航当時より、日産、トヨタの自動車パーツなど大型貨物を受託してきた実績がアピールされた。(4/5)

(週刊「ボストーク通信990号より)




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