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ロシアのトリヤッチに日系部品メーカーが2社入居:ハイレックス、アツミテック・豊田通商

 12月18日、トリヤッチ市(沿ボルガ連邦管区サマラ州)の特別経済区「トリヤッチ」の監督評議会の会合が開かれ、日本のハイレックスコーポレーションのロシア子会社、アツミテックと豊田通商の合弁会社、トルコのオルハン・ホールディング(Orhan Holding A.?.)のロシア子会社の3社の入居が承認された。同日付でサマラ州政府がプレスリリースで伝えた。
  最終承認は経済発展省の識者評議会で近く行われる予定。
  オルハン社は、ロシア子会社の有限責任会社「ノベリ・アフトモチフ・ルシア」が2011年からトリヤッチ市内でオイルチューブを生産しているが、この度、特別経済区内に移転することになった。移転後はウインドウォッシャー液、牽引ロープ、シート用骨格部品、エンジン用スプリングなども新たに生産する。
  ハイレックス社は資本金4億円の子会社「Hi-Lex Rus LLC」を設立し(出資比率90%)、コントロールケーブル及びウインドレギュレータを製造する。工場の始動は2015年5月で、従業員数は120人の予定。2016年には8億8200万ルーブルの売上を見込む(12月14日付ハイレックス社プレスリリース)。
  アツミテックと豊田通商の合弁会社である有限責任会社「アツミテック豊田通商ルス」は、トランスミッションのシフトレバーを製造する。AT車用のシフトレバーメーカーとしては同社がロシアで初となる。アツミテックは2011年にアフトワズからシフトレバーを受注した実績がある。 (後略) (12/18)

(週刊「ボストーク通信976号より)




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