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三菱商事、ロシアのディストリビュータ「ロルフ・インポート」を子会社化へ

 三菱商事が、ロシアの大手ディーラー「ロルフ」傘下の有限責任会社「ロルフ・インポート」の株式を51%まで買い進め子会社化する見込みとなった。12月12日付でベドモスチ紙が伝えた。
  三菱商事は2009年にロルフからロルフ・インポートの株式40%を取得しており、今回さらに11%を買い取る。連邦反独占庁の許可も既に取得済みで、年末までに買取手続きが完了する可能性もある。買取価格はロルフ・インポートの業績を考慮して決定される予定。ちなみに、2009年に取得した株式40%の買取価格は2億jで、これは経済危機前のロルフ・インポートの企業価値より5〜6割ほど低い評価だ。
  ロルフ・インポートは三菱車のロシアにおける2014年までの独占ディストリビュータで(本誌974号に関連記事)、同年に行使できる同社株式20%のオプション権を三菱商事は2009年から保有している。つまりロルフ・インポートの経営支配権を手放す計画をロルフは以前から持っていたわけだが、経済危機再燃の懸念からその計画実施時期を早め、今年11%の株式を売却することを決めたと見られる。(後略) (12/12)

(週刊「ボストーク通信975号より)




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