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米映画大手DreamWorks、エカテリンブルグにテーマパークの建設を計画 

 米大手映画製作会社DreamWorksが、ウラル地域の最大都市エカテリンブルグ(ウラル連邦管区スベルドロフスク州)にテーマパークを建設する計画を立てている。11月13日付でコメルサント紙が伝えた。
  DreamWorksはクイバシェフ州知事と既に交渉を開始。州政府はコリツォボ空港に近い国際展示場「エカテリンブルグ・エクスポ」付近の土地100haならびにインフラを同社に提供する予定だ。建設時期や資金調達スキームについてはまだ発表されていない。
  「ウラル版ディズニーランド」設立構想が持ち上がったのは今回が初めてではない。2007年には市の外れにある森林公園内の60haの土地に6億jをかけ、ホテルや通年営業の屋内スキー場等を併設した一大テーマパークの設立が計画されたが、リーマンショックのあおりを受け2008年末に計画は頓挫。チェリャビンスク州(同連邦管区)でも昨夏、パリとフロリダのディズニーランド建設を請け負った伊Antonio Zamperlaを誘致し、民間のみで必要資金1億ユーロを集める意向だったが出資者が集まらず断念。州政府への批判が高まり、構想の提案者である州の副知事が辞任に追い込まれた。
  今回のエカテリンブルグでのテーマパーク建設にしても問題点は少なくない。こうした事業では投資回収に最低でも10年は必要だが、同市ではさらに年数を要すると見られる。氷点下の日が何週間も続く厳しい冬や住民の所得の低さに加え、都市の規模も小さいからだ。(後略)(11/13)

(週刊「ボストーク通信971号より)




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