モスクワの高層ビル街｢モスクワ・シティ｣で建設中の75階建ての高層ビル｢マーキュリー・シティ｣の5階層がJapan Tobacco International (JTI)に売却されることになりそうだ。11月6日付でコメルサント紙が伝えた。
マーキュリー・シティ(総面積は約17万4000㎡)は、ロシアの富豪ケサエフ氏率いるマーキュリー・グループ傘下の企業が建設中で年内に竣工予定。4階から40階までのオフィス区画の上階部分の5階層(総面積は約1万㎡)がJTIへ売却される見込みで、マーキュリーにとっては最大規模の取引になる。売却条件については大筋で合意済みとのことだ。モスクワ・シティで建設中のビルで販売が行われているものはなく売却価格の推定は困難だが、少なくとも8000万㌦にはなると業界筋ではみている。ちなみに、同シティで既に完成しているビルの場合、売却価格の相場は1㎡あたり8000～1万1000㌦だという。(後略)(11／6)
モスクワ・シティ完成予想図。右端がマーキュリー・シティ (マーキュリー・シティ公式サイトより)
（週刊「ボストーク通信970号より）
