JSNトップページ > ニュース記事

最新ニュース

ロシアで9月にトラックの輸入が激減:廃車処理料導入により

連邦税関庁の集計によれば、今年9月1日から導入された廃車処理料制度により、ロシアの9月の商用車の輸入台数が大きく落ち込んだ。代わりに、7〜8月には駆け込み需要で輸入台数は伸びた。10月18日付でコメルサント紙が伝えた。
  9月の輸入台数と金額は別表の通り。集計は新車と中古車を含むが、個人輸入は含まないと見られる。
  ロシアでは9月1日に廃車処理料法が発効し、特に中古の大型車の輸入コストが増大した。これと関連して、9月の商用車(LCVを含む)の前年同月比の輸入台数は韓国、中国、タイ、イタリア、ドイツ、ベラルーシなどからのもので激減した。
  ただし、廃車処理料導入前の8月には韓国車は3000台、中国車は3700台、イタリア車は2500台、ドイツ車は1500台、スペイン車は1000台輸入されるなど、駆け込み需要で増加した。8月22日からはロシアのWTO加盟により関税が下がったことも8月に集中した要因と見られる。また、一部の業者は廃車処理料の導入を8月からと見込んでいたため、7月に前倒しで輸入した。(後略) (10/18)


(週刊「ボストーク通信967号より)




page top