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2011年、ロシア極東での日本車輸入は新・中古車合計で13万台

1月26日、極東税関局が2011年の極東における自動車の輸入台数を発表した。同日付でゾロトイ・ログが伝えた。
  極東税関局のパシコ局長によれば、2011年の極東全体での自動車の輸入台数は19万1082台。詳細は下記の通り。



また、日本の財務省貿易統計によれば、日本からロシアへの中古乗用車の輸出台数は2011年に9万9016台に達した。日本の市場関係者によれば、ロシア側の上記統計の13万2180台には解体車は含まれていないため、実際にはこれを上回る中古車が輸出されたと見られる。日本の統計では、カルカス型解体車は含まれているが、ラスピール型(ハーフカット)解体車は含まれていない模様。
  以上のことから、2011年の日本からロシアへの中古車の輸出台数は10万台弱(解体車も含めると10〜12万台か)、新車は4〜5万台程度と見ることができる。新車は主に鉄道輸送料の35%補助を利用できる沿海地方トロイツァ(旧ザルビノ)港経由のルートなどでモスクワ方面に送られており、同港では以前、2011年の輸送台数を4万7000台(そのうち大半は新車)と予測していた。
  市場関係者によれば、昨年のウラジオストクでは日本の中古車の他に、現代や起亜などの韓国製中古車の輸入も目立ち始めたという。また、トヨタ・タンドラやトヨタ・セコイアのような北米トヨタの製造する左ハンドルの大型車も見られたとのこと。前頁の表によれば、日本車以外の各種輸入車は約6万台あったとされる。(後略)


(週刊ボストーク通信931号より)




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