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武田薬品工業のロシア・ヤロスラブリ工場が完成:始動は2014年

 9月12日、ヤロスラブリ州ヤロスラブリ市(中央連邦管区)で武田薬品工業の製薬工場の完成記念式典が行われた。同日付で同社プレスリリースが伝えた。
  工場の建設が始まったのは2010年で、当時の事業主はスイスの製薬大手ナイコメッド(Nycomed)だったが、2011年に武田薬品工業が同社を買収した。
  工場ではロシアでニーズが高いとされるActovegin(脳・末梢循環障害改善剤)、Cardiomagnyl(心血管疾患予防剤)、Calcium tablets(骨粗鬆症治療剤)などが生産される。年間生産能力はアンプル製剤9000万本と固形製剤20億錠以上。本格始動は2014年で、管理者や技術者200人を採用予定。投資金額は約7500万ユーロ。武田薬品工業は現在ロシアの製薬市場で7位のシェアを持つが、2012〜16年に市場全体を上回る毎年15%の売上拡大を見込んでおり、成長著しいロシアでのシェア拡大を目指す(9月11日付ナイコメッド社プレスリリース)。 (後略)
(9/12)

(週刊「ボストーク通信962号より)




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