JSNトップページ > ニュース記事

最新ニュース

AvtoVAZの電気自動車が初の成約:スタブロポリ地方に100台

 8月30日、ロシアの自動車大手AvtoVAZとスタブロポリ地方政府(北カフカス連邦管区)が、AvtoVAZが生産予定のロシアで最初の国産電気自動車EL Ladaの供給に関する合意書を締結した。同日付でAvtoVAZプレスリリースが伝えた。
  EL LadaはAvtoVAZの乗用車Lada Kalinaをベースに開発された電気自動車で、総重量1200kg、最高速度は時速140km、一般の電源で8時間充電すると最長150kmを走行できる。試験走行の結果によると、マイナス35℃の環境下でも時速100kmで走ることができる。減速機と車輪の駆動装置は自社製で、その他の電気駆動部品は全て海外製。電動機や電動機コントロールユニット、暖房装置はスイスのMESが、充電装置はスイスのBrusaが、バッテリーは中国メーカーが供給する。
  価格は125万ルーブルで、現在ロシアで販売されている唯一の電気自動車である三菱アイミーブの180万ルーブルよりは安く設定されているが、ばら売りはせず、当面はまとめて購入する団体(組織)にのみ販売される模様(8月31日付ZR.ru)。
  AvtoVAZはこれまでEL Ladaを試験生産していたが、今回の合意により本生産に移行し、今後2年間で100台をスタブロポリ地方に納入する。(後略) (8/31)

 

(週刊「ボストーク通信960号より)




page top