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ロシア・ウラジオストクのルースキー島大橋で開通式、金角湾横断橋の開通は延期

 ウラジオストクでAPEC開催に向けて建設が進められていたルースキー島大橋の開通式が7月2日に行われ、メドベージェフ首相ら閣僚が出席した。同日に同じく開通が予定されていた金角湾横断橋は期日未定の延期となった。7月2日付でPrima Mediaが伝えた。
  7月2日はウラジオストク市の創設記念日で、この日に合わせてルースキー島大橋の開通式が行われた。当日、ウラジオストク空港に到着したメドベージェフ首相ら政府関係者は、そのままルースキー島大橋の開通式に向かった。式典で首相は市の創設を祝福する言葉を述べ、「この橋はAPECサミットのためにではなく、ウラジオストクの住民みなさんのために建てたもの」と強調。その後、自動車で実際に橋を通過した。首相が乗車した車両の後には閣僚らが続き、車列の数は50台に達した。中央政府からは、シュワロフ第一副首相、ゴボルン地域発展相、ドンスコイ天然資源・環境相、ソコロフ運輸相などが同行しており、イシャエフ極東発展相・極東全権代表も行動を共にしている。
  首相一行の今後の日程としては、2日中にルースキー島の極東連邦大学を視察した後、極東及び東シベリアの会議を実施。更に4日には択捉島の訪問も予定されている(本号13頁に関連記事)。極東地域には5日まで滞在する見込み。
  一方で、同じく7月2日に開通式が予定されていた金角湾横断橋では、式典を延期。開通の期日は現時点で未定。元請の太平洋橋梁会社(TMK)によると、5月の長雨で道路の防水処理とアスファルト敷設工事が遅れたためだという。(後略)

(週刊「ボストーク通信952号より)




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