独卸売チェーン大手Metro Cash & Carry(メトロ)が年内にオフィス用品のネット通販事業を開始する計画を立てている。6月8日付でベドモスチ紙が伝えた。
メトロのBonneロシア代表によると、同社では今年末にオフィス用品のネット通販事業を立ち上げる。取り扱われる商品は文房具やプリンターのカートリッジ、コーヒーや砂糖など、オフィスで使用される消費財。倉庫及び配送業者に関しては、現在パートナー企業の選定を進めている。
また、メトロは年内に外食業者向け食材のネット通販も開始する。外食業者への配送サービスは現在既に行っているが、これが独立したネット通販事業として分離されることになる。
大手小売チェーンでは最近はX5 Retail Groupやアシャンがネット販売に進出している。その中でのメトロの優位性について、調査会社Infolineのブルミストロフ取締役は｢(メトロの)顧客は一般消費者ではなく小売や外食の業者であり、買付ロットが大きい。そのため他の小売チェーンのネット事業に比べて物流コストを節約できるという強みがある｣と指摘する。 (後略)
（週刊「ボストーク通信949号より）
