JSNトップページ > ニュース記事

最新ニュース

富士通関連会社がロシアのタタルスタンでPC工場を建設

 5月24日、富士通のロシア関連会社であるIT企業のICL-KMECSが、タタルスタン共和国でPC等のIT機器を生産する新工場の建設を開始した。同日付でICL-KMECSがプレスリリースで伝えた。
  ICL-KMECSはタタルスタン共和国に本拠地を置くIT機器製造・ソフトウェア開発企業で、株式の51%を富士通グループのコンピュータ機器企業である富士通テクノロジー・ソリューションズが保有している。同共和国カザン市の工場で主に法人向けの機器を生産しており、2011年の生産数量は6万5000、IT機器販売額ではロシアで第3位のメーカーとされる(別表参照、5月24日付ベドモスチ紙)。
  今回同共和国のライシェフスキー地区で建設される新工場では、デスクトップPC、ノートPC、サーバーや産業用電子機器を生産する予定。製品のブランドは自社のICL RAYやFujitsuだが、米Dellや台湾Acerといった海外大手からの発注も狙う意向。工場の始動は2013年第1四半期で、フル稼働に移行する2017年には年間100万台の機器の生産が可能になる。全3段階中の第1段階の投資額は6億ルーブル。(後略)

(週刊「ボストーク通信947号より)




page top