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中国の水産企業が国後島訪問、5000万jの投資を提案

中国の水産企業関係者が北方領土の国後島を訪問し、サハリン州南クリル管区の担当者と面会。中国側は同地域の水産加工や養殖などの事業に5000万jの投資を行う意向を表明した。3月22日付でSakhalin.Infoが伝えた。
  同メディアによると、この中国企業は事業投資と提携の可能性調査を目的に、フアン・シュピン氏を代表とする6名が国後島のユジノ・クリリスク(日本語名:古釜布)を訪問していた。3月22日付ノーボスチ通信によると、この企業名は"Donggang Daping Enterprise Group"(遼寧省東港の東港太平企業集団を指すと見られる)。同社は漁労船と運搬船を合計40隻と陸上工場を持ち、製品は国内以外にも韓国や日本にも供給しているとされる。
  一行は島内で稼働中の水産加工施設や、中央政府プログラムの一環で建設中の各施設を視察し、南クリル管区のグセフ区長と面会を行った。シュピン氏は、国後島で水産加工施設や大型冷蔵庫、ホタテやナマコなどの養殖場を建設する案を表明し、これらに最大5000万jを投じる考えを示した。(後略)

中国の代表団と見られる一行 (写真:国後島住民提供)
(週刊「ボストーク通信939号より)




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