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ロシアの乗用車保有台数は1000人あたり249台:1位の沿海地方は同580台

 民間保険会社「アルファ保険」によると、ロシア国内の1000人あたりの乗用車保有台数は平均259台、地域別で最上位を占めたのは沿海地方の同約580台となった。2012年2月8日付で同社サイトが伝えた。
  下表の統計をまとめたのは、金融大手アルファグループの傘下企業で、自賠責保険や住宅保険などを手がける国内大手の保険会社「アルファ保険(Альфа-Страхование)」。保有台数は、各連邦構成主体における乗用車台数を人口(2010年統計)で除して算出した。
  これによると、全83の連邦構成主体の中で最も多い保有台数となったのは、沿海地方の1000人あたり580台、2位はカムチャッカ地方の同428台と、共に極東連邦管区の地域が占めた。
  但し、この統計には乗用車の経年数や公共交通インフラの整備状況が考慮されていないことから、中古車輸入が盛んで地下鉄網を持たないウラジオストクを含む沿海地方が国内最多の台数を保有するのは「当然の結果」と見るコメントも(2月8日ゾロトイ・ログ紙)。なお、最下位となったのも同連邦管区内のチュクチ自治管区で、僅か63.1台だった。
  一方で国内最大手自動車メーカーAvtoVAZの生産根拠地(トリヤッチ市)を含むサマラ州は、全83構成主体のうち26位に留まった。
  連邦管区別で見ると、1位は極東連邦管区、また前述AvtoVAZの生産拠点がある沿ボルガ連邦管区は7位。専門家は「保有台数には、公共交通機関の発展度合いや、住民の収入水準や、自動車の購入が可能な就労年齢人口の割合などの要因が影響する」と指摘している。(2/8)



(週刊ボストーク通信933号より)




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