1月28日、ラブロフ・ロシア外相と玄葉外相が日ロ査証簡素化協定に署名した。これにより両国間では、商用の数次査証(マルチビザ)の有効期間が従来の1年間から3年間に伸びる。また、90日以内の短期滞在ビザの取得に際しては、日本人がロシアに行く場合にはロシア内務省が発行する｢招待状｣の取得が不要になる。1月31日付で日本外務省公式サイトが伝えた。
なお、ロシア内務省の｢招待状｣は不要となるが、招請者等は渡航期間や目的に関する情報の文書を提出する必要はある。また、3年間のマルチビザ取得に際してもロシア内務省が発行する｢招待状｣が不要になるかどうかは不明で、詳細の続報が待たれる。
日ロを中心に旅行サービスの提供を行うジェーアイシー旅行センターの杉浦取締役によれば、両国における国内手続きとその完了の相互通知を経て、今年4月から夏頃までには新体制に移行することが期待される。これまで招待状の取得に時間がかかっていたものが簡略化され、利便性が向上する見通し。（後略）
（週刊ボストーク通信932号より)
