有限責任会社「石油積み出し専用海洋港コジミノ」の第2埠頭に、海洋航行タンカーの荷役に用いるローディング・アーム5基が新たに設置された。8月22日付で同社プレスリリースが伝えた。
今回のコジミノ港の荷役能力の増強は、東シベリア-太平洋(ESPO)石油パイプラインの第2期工事の一環として行なわれ、これによりコジミノ港は年間3000万dの原油の積み出し能力を備えることになった(第1期時点では1500万d)。
新設のローディング・アームは、デッドウエイト15万dまでのタンカーに、最大風速22m/秒の条件のもとで1時間当たり1万4500?の原油を注入することができる。実際にタンカーに石油積み込みを行なう際には、5基のうち3基を注入作業に使用し、1基は予備とし、もう1基は“ガス抜き”用、つまり石油の蒸気を再生利用システムに回収するのに利用される。(後略)
(週刊ボストーク通信910号より)