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沿海地方で「ラスピルィ」車への安全適合証明書の発行が停止

 国家道路交通安全局(GIBDD)沿海地方支部が、通関後の国内登録前にシャーシとエンジンを一度に交換し、車体寸法や動力、カテゴリー等に変更が生じた自動車に対して、安全適合証明書の発行を一時的に停止した。切断された部品として輸入通関しその後組み立てる、いわゆる「ラスピルィ」車がこの対象となると見られる。8月15日付で国家道路交通安全局沿海地方支部の公式サイトが伝えた。
 シャーシとエンジンを一度に交換することにより、自動車の型やカテゴリーに変更が生じ、税関が発行する車両パスポートに示されたものとは全く別の自動車となるという事態が確認されている。ウラジオストクの自動車市場「グリーンコーナー」で販売される車の多くが「ラスピルィ」車であるとされるが、通常、これらは沿海地方以外の別の地域で取得した登録書類を持つ。また、これらの自動車に対しては本来の輸入関税が支払われていないことも問題視されている。こういった問題に対処するため、安全適合証明書の一時的な発行停止という措置がとられた。(後略)  

(週刊ボストーク通信909号より)




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